先週末、秋田に遠征しましたが、やっぱり撃沈して帰ってきました。
今までの記憶の中で良かったと思うポイントは、すでに叩かれすぎてトップで釣れるほど甘くは無いということなのでしょうか?
駆除のための捕獲が行われたりしてバスの数が減っているのも事実でしょう。
また、アシやガマなどの植物も少なくなり、シャローに魚がいなくなったのも原因の1つでしょう。
少し昔話をすれば、秋田に通い始めて、もうかれこれ20年近くになります。
(フローターを膨らませたまま3段積みでポイントを移動した。写真の日付では2000年の9月)
その頃はトップオンリーの釣りでは無かったのですが、トップ、巻物、ワームと3人で並んで釣っていても、全員に10匹くらいは釣れるような状況でした。
独身の頃は、1週間ある夏休みを全て秋田遠征に費やして、キャンプで毎日釣り三昧の日々を満喫しました。
南の池公園でキャンプ
1週間もキャンプすることに付き合ってもらえるのは、ガウじいさんくらいしかなく、その頃からガウじいさんとの釣行が多くなりました。(ガウじいさんから誘っていたのですが…)
そんな、1週間も続けて釣りができるようであれば、ポイントも釣れるパターンもある程度読めるのでしょうが、最近では良くて2泊しかしないので、状況が読み切れないのもしょうがないでしょう。
遠征に行く回数もめっきり減ってきたので、ポイントも含めて引き出しが少なくなっています。
パリオカで水路を攻めている人や、ボート釣りの人の記事などを見ると、結構釣っているようなので、やっぱ毎週のように通わんとダメなんすかね…
話が長くなりましたが、そんな状況の中での秋田遠征でしたが、初日の朝イチでバスを2本キャッチしました。
前日から行っていたガウじいさんの話からすれば、奇跡的な2本だと思います。
釣果報告の記事にも書きましたが、その2本のバスをキャッチしたルアーは、バルサ50の「ホッツイトッツイ」です。
ホッツイトッツイダブル(復刻)オレンジコーチ
バルサ50と言えば、私たちがトップオンリーに入りかけの20年近く前の頃、あこがれのルアーであり、言わずと知れたスポーツザウルス社のトップウォータールアーのブランドでした。
同じ頃、ズイールのルアーも同じようにあこがれで、当時は抱き合わせ販売や、他の商品を1万円以上買わないとルアーを購入できる券をもらえなかったりと、悪どい商売も横行しているほどでした。
ちょうど、キムタクが「笑っていいとも!」にアライくんを持ってきた頃です。(知らないか?)
両方のルアーとも、とにかく田舎では手に入りにくく、並んで買ったり、プレミア価格は当たり前の存在でした。
そんなバルサ50もズイールも、釣りバブルがはじけて倒産に追いやられ、今ではブランドは残っているものの、別会社に変わられてかつての勢いは無くなりました。
現在の中古での価格を見てみると、一部の特別な物を除いては、当時3,000円以上で売られていたものが1,000円以下でたたき売られています。
それも、その値段で売れ残っている現状です。
私にとってはほしいルアーが安く買えて、いいばっかしなのですが、あまりにも軽い扱いをされていることに悲しくなるのです。
今自分が持っているルアーも、年々価値が下がっているような気がしてならないのです。
そこで、かつての勢いを取り戻すべく、バルサ50復興計画を立ち上げて、もう一度バルサ50の魅力を発信していこうと考えました。
別に、今あるザウルストレイン社に肩入れをする訳ではありません。ただ、自分の持っているルアーの価値を自分で高めようとしているだけです。
パロットカラーが好き
私の知る限りでは、ザウルスからはバルサ50を使ってバスを釣る映像のビデオは発売されていないように思います。
ズイールからは柏木さんの実釣ビデオが発売されて、当時はこぞって釣り方を真似していました。
プロモーションにも大きく役立ったでしょう。
そんな映像でのプロモーションが無い中で、手に入らないくらい売れていたバルサ50のルアー達はやっぱり実力があったのでしょう。
ホッツイトッツイだけで言えば、仲間内で初めてハムさんが使って、野池で45UPを連チャンさせてブームを作りました。
首振りさせても良し、タダ巻きでも良し、秋田では夏の夜釣りで爆発的な釣果を見せました。
ホッツイが好き
一時はあまりに釣れすぎるので、みんなわざと他のルアーを使って釣るようになり、ホッツイで釣ると「またホッツイですか~」とイヤミを言われるくらいでした。
最近の秋田の不調を考えて、今回あえて昔良かったルアーを引っ張り出しました。
背に腹は代えられない状況で、ホッツイトッツイは結果を出してくれました。
有名な人がビデオで使って結果を出したルアーは、すぐに売れるようになったりします。キムタクのアライくんがいい例です。
バルサ50もこのブログで結果を出すことによって、少しずつ魅力を発信して手に取ってみたくなる人が増えてくれればいいかなと思います。
もちろん、その魅力を知っている人はたくさんいますし、熱狂的なファンの方もおられることも知っています。
バルサ50に対する私の知識や経験などは足下にも及びませんが、バルサ50を使い込むことにより、自分もその魅力をもっと発見したいと思います。