ダブルフックの選定

びっくりA

2017年07月14日 19:36

ガウじいさんに誘われて、先週末にまた秋田に遠征してきました。

結果については先日のブログで釣果報告したとおり、結構厳しいものでした…

ところで、最近は、釣りから帰ってきてもルアーを洗ったりもせず、少し日当たりで乾かしてそのままという状態でしたが、よくよくチェックしてみると、ヒートンが緩んだり、フックがさびたり、なまったりしているものがありました。



そこで、遠征前にすべてのルアーをチェックし、メンテナンスをしてから遠征にのぞんだわけです。

すべてといっても1軍候補で良く使っているルアーだけですが…

ところで、皆さんルアーのフックって何を使っていますか?

まあ、使うルアーによっても違うし、ルアーに付いているフックをそのまま使っている人も多いでしょう。

私は、以前にも書いたとおり、ほとんどのルアーをダブルフックに交換し、かえし(バーブ)を潰して使っています。

そうする理由は、これも以前に書いたとおり引っかかりにくくするためと、魚へのダメージを考えてのことです。

バーブを潰すとフッキングが良くなる反面、バラしやすくなります。

魚へのダメージを少なくして、よりゲーム性を上げるためといえば聞こえがいいですが、雷魚に飲まれたときや、万が一自分に刺さったときのことを考えてやっています。

これでバレる魚は、最初から捕れなかった魚だったと思って諦めることにしています。



フックについてもあまりこだわりは無く、安く容易に手に入るものであれば良いと思い、だいたいスティンガーダブルのSD-36かマスダットのダブルフックを使っていました。

しかし、最近ではフィールドも厳しい状況が続いていて、1匹の魚をバラすことが致命傷になることが多くあるので、少しフックについてこだわりを持ったほうがいいのかなと、考えるようになりました。

以前はフックにこだわりが無かった訳では無く、ズイールのダブルフックやザウルスのダブルフックを好んで使っていました。



ズイールのダブルフックは錆びにくく、少し針先がネムリになっているのでバレにくいフックでした。

ネムリであるため若干フッキングが悪いのと、大きいサイズが無いのが少し不満でした。

ザウルスのダブルフックは最初からバーブレスになっていて、同じくネムリになっているためバーブレスの割にはバレにくくなっていました。

軸が細くてフッキングがいい反面、少しもろいのですぐに曲がってしまうのが弱点でした。

そして…  ご存じのとおり、今ではどちらのメーカーも一度廃業してしまったため、ダブルフックのみの販売はしているのかどうかもわかりませんし、とにかく手に入りづらくなってしまいました。

そこで、次に良く使うようになったのが前述したスティンガーダブルのSD-36かマスダットのダブルフックだったのです。

ともに錆びには強くネムリはありません。

スティンガーは太軸で丈夫な反面、フッキングは少し悪くバレやすいのが弱点です。

マスダットは柔らかいのでヒートンを開かなくてもフック交換ができますが、先が良く研磨されていないのか、フッキングも悪くバレやすい。すぐに曲がるなどの弱点があります。

じゃあ、何がいいんだということになりますが、「ミキスケハニー」のオリジナルフックがザウルスのに似てるようですが、これは手に入りにくいので使ったことがありません。

「バスポンド」のオリジナルフックは、マスダットのダブルフックをベースに、研磨を良くしてバーブも小さくしたものですが、ガウじいさんは好んで使っていますが、値段が高いので私は使ったことがありません。


左から、ブライトリバー、ズイール、ザウルスのダブルフック

「ブライトリバー」のオリジナルフックは、2本のフックの間をハンダ付けして開かないようにしてあり、フックの開き角度も大きめにしてあり、フッキングの良さとバレにくさをうたったものです。

ネムリとストレートの2種類あり、30本入りを買うと単価も安かったので1度使ってみました。

なるほど、フッキングは良いようですが、ハンダの部分から錆びがでるのと、すぐに曲がってしまうのが弱点です。

曲がりにくいストロングタイプもあるようですが、手に入りにくいのは変わりないので私は使ったことがありません。

ここまでは、私の主観ですので好んで使っておられる方がいらっしゃったらごめんなさい。

じゃあ、何が一番なのかと考えたときに、一番はやっぱりズイールだと思いますが、それを除いて私が持っているフックの中ではスティンガーの「トップダブル」が一番だと思います。



これも近所の釣具屋には置いてないので、ネットで購入するしかないので若干手に入りづらいのですが、先月秋田に遠征したときに、3本のバスをキャッチしたホッツイダブルに付いていたフックはこのトップダブルだったのです。

トップダブルの特徴は、SD-36に比べて細軸でロングシャンクです。

このため、フッキングも良くバレにくくなっています。

SD-36に比べて若干曲がりやすいですが、それでも他のに比べれば曲がりにくいです。



アイの部分が大きくラウンドしているため、魚の動きにフックが追随してバレにくくなっていますが、反面、リグによっては取り付けできないものも出てきます。

サイズが2~1/0までしか無いのでそれ以外のものは他のをつけることにして、とりあえずは今一番信頼の置けるトップダブルに交換していこうと思いました。

ということで、メンテナンスとフック交換をしたルアーを持って遠征に行きましたが、1匹目のバスをキャッチしたガウワイザーは、フックをトップダブルに交換したのと、テールブレイドをコロラドタイプに替えたものでした。

ほら!

早速メンテナンスの効果が現れた!と喜びました。

初日、朝の2カ所目。

ガマのワンドの奥でバラした時のコギザマウスは、マスダットのフックが付いていたのを、「新品に近いからこのままでいいか…」と、フック交換せずにきたものでした。

やっぱ、トップダブルに交換しとけば良かったかなーと反省…

そのあと、トップダブルに交換してきたサンガースティックにヒットしたものの、痛恨の
バラし…

夕方入った場所では、トップダブルに交換してきたオリザラにヒットしたものの、これも痛恨のバラし…

これは、フックの善し悪しでは無く、釣り人の腕かな…



2日目の朝、最後に釣ったバスは、ホッツィートッツィーダブルでトップダブルを付けたものでした。

この結果をどう思うかは人それぞれですが、結局採ったバスはすべてトップダブルだったということで、私はこれからも信じて使っていこうと思います。

明日も朝だけ釣りでもいこうかな…



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