2016年11月08日
ルアーメイキング1-9(下塗り塗装)
昨日に続いてのルアーメイキングネタになります。
ようやくルアーメイキングの記事が、実際の作業工程に追いついてきたので、これからはその日の作業をちんたらと書くことになりそうです。
まあ、今までもちんたらちんたらしてましたが…
ドブ漬けによる下地処理までは、作業時間がそれほどかからないので、平日の朝に作業ができますが、エアブラシを使っての塗装作業になるとそうはいきません。
ウレタン塗料をエアブラシに入れたら、塗り始めから塗装後のエアブラシ洗浄まで、間を置かずに行わなければなりません。
そのため、塗装作業はどうしても休みの日に作業するしかないのです。
なので、ここから先の行程の説明は、実際の作業にあわせてやると、良くて1週間に一度の更新になってしまいますのでご了承ください。
下地処理が終わって細かい足付けをしたブランクに、下塗り塗装を行います。
下塗り塗装前
この下塗り塗装とは、具体的には白いウレタン塗料を塗ることで、ブランクの木目を消し、仕上がりの色の発色を良くすることを目的に行います。
下塗り剤としては他に、塗料の食いつきを良くして、表面の凹凸もカバーできるプラサフと呼ばれるものもありますが、私は使ったことがありません。
それは、プラサフを厚塗りすることにより塗装の割れが起きるという話を聞いたことがあることと、ネバいプラサフを塗るためには、スプレーガンを使わなければならないからです。
塗装が割れるかどうかは本当のところはわかりませんが、エアブラシよりも口径の大きいスプレーガンを使うと言うことは、それだけ大量に塗料を作らなければならいし、それを洗浄するためのシンナーも大量に必要になります。
下塗り塗装後
一度にたくさんのルアーを作るのであればそれでも良いのかもしれませんが、自家製作するルアーはせいぜい10個がいいとこなので、塗料もシンナーも大量の無駄ができます。
できれば、塗装は全てエアブラシで行いたいですし、その方が、準備の時間も材料も無駄にしなくて済みます。
ということで、私が下塗りに使っているのはこれです。
2液ウレタン塗料パナロック
これは仕上げ塗装で使う塗料と同じもので、ロッドメイキングで紹介したものと同じです。
なぜ2液ウレタン塗料を使うのかは、ロッドメイキングのところで書いていますので(たぶん)割愛させていただきますが、塗料でも、接着剤でも強力なのはやっぱり2液混合のものだと思います。
また、上塗りに使う塗料と同じものであれば、上塗りの配色用としても使えるので経済的です。
2液混合の塗料を配合するときには、紙コップを使うと便利です。
調色するときも同じですが、紙コップで塗料を配合すれば、紙コップの縁を尖らせればエアブラシに注ぐときにこぼすことがありません。
また、余った塗料もそのまましばらく乾燥させれば捨てることができるので、いちいち容器を洗浄する必要がありません。
ホワイトのパナロックを、エアブラシで木目が消えるまで重ね塗りします。
一度に厚塗りすると液だれする恐れがありますので、ルアーを回しながら少しずつ色を濃くしていく感じです。
パナロックの皮膜ではプラサフのように表面の凹凸は消せませんので、1液ウレタンでの下地処理の時に凹凸が出ないように仕上げておく必要があります。
下塗りが終わったら、塗料を良く乾燥させてから3Mのスポンジ研磨剤(マイクロファイン)で表面を整えて、脱脂をしておきます。
つづく
ようやくルアーメイキングの記事が、実際の作業工程に追いついてきたので、これからはその日の作業をちんたらと書くことになりそうです。
まあ、今までもちんたらちんたらしてましたが…
ドブ漬けによる下地処理までは、作業時間がそれほどかからないので、平日の朝に作業ができますが、エアブラシを使っての塗装作業になるとそうはいきません。
ウレタン塗料をエアブラシに入れたら、塗り始めから塗装後のエアブラシ洗浄まで、間を置かずに行わなければなりません。
そのため、塗装作業はどうしても休みの日に作業するしかないのです。
なので、ここから先の行程の説明は、実際の作業にあわせてやると、良くて1週間に一度の更新になってしまいますのでご了承ください。
下地処理が終わって細かい足付けをしたブランクに、下塗り塗装を行います。
下塗り塗装前
この下塗り塗装とは、具体的には白いウレタン塗料を塗ることで、ブランクの木目を消し、仕上がりの色の発色を良くすることを目的に行います。
下塗り剤としては他に、塗料の食いつきを良くして、表面の凹凸もカバーできるプラサフと呼ばれるものもありますが、私は使ったことがありません。
それは、プラサフを厚塗りすることにより塗装の割れが起きるという話を聞いたことがあることと、ネバいプラサフを塗るためには、スプレーガンを使わなければならないからです。
塗装が割れるかどうかは本当のところはわかりませんが、エアブラシよりも口径の大きいスプレーガンを使うと言うことは、それだけ大量に塗料を作らなければならいし、それを洗浄するためのシンナーも大量に必要になります。
下塗り塗装後
一度にたくさんのルアーを作るのであればそれでも良いのかもしれませんが、自家製作するルアーはせいぜい10個がいいとこなので、塗料もシンナーも大量の無駄ができます。
できれば、塗装は全てエアブラシで行いたいですし、その方が、準備の時間も材料も無駄にしなくて済みます。
ということで、私が下塗りに使っているのはこれです。
2液ウレタン塗料パナロック
これは仕上げ塗装で使う塗料と同じもので、ロッドメイキングで紹介したものと同じです。
なぜ2液ウレタン塗料を使うのかは、ロッドメイキングのところで書いていますので(たぶん)割愛させていただきますが、塗料でも、接着剤でも強力なのはやっぱり2液混合のものだと思います。
また、上塗りに使う塗料と同じものであれば、上塗りの配色用としても使えるので経済的です。
2液混合の塗料を配合するときには、紙コップを使うと便利です。
調色するときも同じですが、紙コップで塗料を配合すれば、紙コップの縁を尖らせればエアブラシに注ぐときにこぼすことがありません。
また、余った塗料もそのまましばらく乾燥させれば捨てることができるので、いちいち容器を洗浄する必要がありません。
ホワイトのパナロックを、エアブラシで木目が消えるまで重ね塗りします。
一度に厚塗りすると液だれする恐れがありますので、ルアーを回しながら少しずつ色を濃くしていく感じです。
パナロックの皮膜ではプラサフのように表面の凹凸は消せませんので、1液ウレタンでの下地処理の時に凹凸が出ないように仕上げておく必要があります。
下塗りが終わったら、塗料を良く乾燥させてから3Mのスポンジ研磨剤(マイクロファイン)で表面を整えて、脱脂をしておきます。
つづく