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2016年10月25日

ルアーメイキング1-7(スイムテスト)

久しぶりにルアーメイキングのネタになります。

セルロースセメントによる下地コーティングを3回行ったら、ある程度の防水性ができますので、リグを組んでスイムテストを行います。

以前のブログで今回のルアーのスイムテストの話にも少し触れましたが、実際にルアーの完成形になるように各パーツやフックなどを組んでお風呂に浮かべてみます。

ルアーメイキング1-7(スイムテスト)

ここで注意したいのは、ルアーの完成形になるようにパーツを組んでも、実際には完成するときよりも軽く仕上がっているということです。


この後の行程として、1液ウレタンでの下地処理~塗装~トップコートとなりますが、全てルアーを重くする行程になりますので、ここでスイムテストしたときよりも少し沈み気味にルアーは完成すると思ってください。

それを考慮した上で、お風呂に浮かべてアクションを付けてみますが、ここである程度の動きが出るまで、付けるパーツやフックを変えて試してみます。

この時点で満足できるアクションが出れば、後は完成に向けて作業を進めるだけです。

今回の場合は、リップやペラなどのパーツが付かないジョイントペンシルですので、浮き方とS字のアクションがでるかテストしてみました。

ルアーメイキング1-7(スイムテスト)

浮き方は少し沈みが少ない感じがしましたが、斜めにならずまっすぐ浮いているので、完成までに少し重くなることを考えるとこれで十分と判断しました。
以前にこれより一回り大きいジョイントペンシルを作ったときの、ウエイトの位置と重さを記録していたので、思ったとおりに上手くいきました。

続いてアクションですが、これは思ったとおりのS字アクションとは行かず、少しダイブ気味で上手くスケーティングしませんでした。

イメージとしては、アイの位置を少し下に付けて、オリザラのように水面をスライドさせるつもりでしたが、ルアーが水平に浮いているので下に引っ張る力が働き、ダイブ気味になるようです。

ルアーメイキング1-7(スイムテスト)

それならばと、アイの位置をまっすぐの位置にして、さらに横向きにしてスケーティングペンシルを狙って試してみました。

さっきのダイブ気味よりはいいですが、スケーティングとまでは行かず、前部のパーツがテーブルターンのように後ろを向くような感じにアクションします。

タダ巻きではある程度ウォブリングするので、「これでいいか。」とも思ったけど、ジョイクロ178で釣れるときは、着水後の2アクション目ぐらいが一番バイトがあったので、やっぱりスライドするアクションは出したいところです。

ダイナマイトシャッドJPのようなテールをつけたらいいのかな?と、テールを付ける溝を切ろうかとも思いましたが、溝を切ってから「やっぱりテールがない方が泳ぐ~」ってなったら困るし…

この辺がプロトをいっぱい作って試して見ることができないハンドメイドの性なのでしょう。

でも、やっぱりテールを付けてアクションを試してみたいので、とりあえずプラスティックの板をブランクの形に切って、テールの形を作り、ホットグルーで取り付けて試してみました。

ルアーメイキング1-7(スイムテスト)

お風呂に入れてアクションさせてみると、2、3回でテールは外れてしまいましたが、テールが無いときに比べてあきらかにスライドするアクションが出たように感じました。

「これはもうテールを付けるしかない!」と最初から半分くらいはそう思ってた気がしますが、基盤テールを付けてみることを決断し、ルアーのブランクに溝を切ることにします。

糸ノコとサンドペーパーを使って、厚さ1㎜、深さ1㎝位の溝をブランクに作りました。

ルアーメイキング1-7(スイムテスト)

カンマスターの基盤リップがあったので、試しに付けて泳がせてみます。
やっぱりテールがあった方がS字アクションが上手く出るようです。

そこで、実際に基盤の素材で尻尾の形を作っていきますが、ルアーの仮名「Mabuna」にちなんで鮒の尻尾の形を参考にしました。

ルアーメイキング1-7(スイムテスト)

出来上がった基盤テールを両面テープで仮止めして、再度お風呂でアクションさせてみると、上手く泳いだり、泳がなかったりですが、そこは狭い場所でアクションさせているからある程度しょうが無いところです。

テール部分に切った溝は、まだ防水処理をしていないので、ここで、基盤テールの形を調整したり、ジョイント部分の長さを調整したりするのはブランクが水を吸ってくるので避けたいです。

基盤テールを付けたことにより、思ったとおりのアクションに近づいたところでスイムテストは終了。

あとは、ルアーが完成に近づいたところで微調整したいと思います。

スイムテストが終わったブランクは、パーツやリグを全て外して1日乾燥させます。

セルロースにより防水処理がされていても、多少は水分を吸っているものと思われます。

次の行程は、1液ウレタンによる下地コーティングになります。

つづく


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