2017年02月18日
ザ・ミノーメイキング2
気が付けば、ブログ開設から1周年となりました。
昨年2月14日にブログを始めて、記事数は230を超えました。
最近はすっかり週末ブロガーになってしまいましたが、自分でも良く続いているなと思っています。
さて、先週から思い立ったように始めたミノー作りの続きです。
本当にできるのか、半信半疑で始めましたが、とりあえず今週1週間の作業をまとめてみます。

まず、設計図を書くところから始めます。構想では3本フックでノーウエイトと思っていましたが、参考にしたラパラF-13が思ったよりも軽く、ベイトタックルでのキャストが厳しいと思ったので、やっぱりウエイトは入れることにしました。
ハンクル本栖が11㎝で5㎜厚のバルサで特大のカミツブシを入れていますので、12㎝、6㎜厚、特大のウエイトを入れて2本フック仕様とします。
ノーウエイトでは無いが、ハンクルよりは浮力を持たせるセッティングです。

ちなみにカミツブシおもりは商品名「割ビシ」で、特大サイズは重さ2.35gとなっていますが、重さにはバラツキがあります。
幅8㎝のバルサ板から木取りをしますが、ルアーの高さ約2㎝が丁度4枚取れるので、2個一度に作ることにします。
もうひとつは、試しに3本フック仕様にして、ウエイトを大々(約1.35g)にしてみます。
2本フック仕様とフックを含めたウエイトの総重量はほとんど同じになると思いますが、3本フックにすることでアクションがどう変わるのかも見てみたいところです。

まあ、ブランクの削り方やリップの付け方でアクションは大きく変わるとは思いますが…
設計図が書けたところで、厚紙にトレースして型紙を作り、バルサ材に墨線を引きます。
カッターで木材を長方形に切り出した後、墨線に沿ってルアーの形に削っていきます。

ハードウッドと違い、バルサ材は加工に力がいりませんが、その分余計に削れてしまうことがありますので、繊細なタッチが要求されます。
削りすぎたら一からやり直すか、瞬間接着剤でくっつけましょう。
強度的に不安に思うかもしれませんが、貼り合わせの部分は接着剤でとめるので、接着剤の強度で十分と言えます。

話が横道にそれましたが、カッターで大まかに削ったら、布ヤスリ(40~80番)を棒に巻き付けて、墨線に沿って削って形を整えます。
左右とも削ったら、2枚を両面テープで貼り合わせて削っていきます。
両面テープは何度か別な物に着けるなどして、粘着力を下げておかないと、剥がすときに苦労します。

墨線は型紙の外側に引いてありますので、型紙と同じ大きさにするためには、墨線の内側まで削る必要があります。
2枚貼り合わせても墨線が黒い線となって見えますので、その線が消えるぎりぎりのところまで削っていきます。
削りすぎには要注意!
削り終わったら、貼り合わせていた物を剥がして、アイとなる部分をステンレスの針金で作ります。

この本によれば、「ステンレススチール線」を使うことになっていますが、私が別なもので読んだ記憶では、ハンクルは「ステンレスワイヤー」を使っています。
「ステンレスワイヤー」とは、ステンレスのバネ材で、スピナベのワイヤーや投げ釣りの天秤などに使われる素材です。
強度の面では間違いないのでしょうが、はっきり言って硬すぎて素人には加工が難しい素材です。
一度曲げてしまうと修復が効かないので、失敗したら新しい物でやり直しです。
単価も高いのでコストもかかってしまいます。
金属加工に自信のある人は挑戦してみてください。釣具屋さんの仕掛け売り場などに売られています。
私は過去に何度も失敗しているので、比較的加工のしやすいステンレスの針金をホームセンターで購入してきました。
1㎜程度のものを探しましたが、0.9の上が1.2しか無かったので、0.9㎜にしました。

最初にフロントアイの部分を作ります。
針金を90度位に曲げたら、2㎜位の精密ドライバーの先などに沿わせて、ラジオペンチで根本を絞ってアイの形を整えます。
精密ドライバーは万力で固定して使います。

あんまり上手くいっていませんが、気にせず腹部フックアイの部分を作ります。
ハンクルに習ってフロントアイは横向きにしますので、90度向きを変えて腹部フックアイの形に曲げていきます。

この時は思いつきませんでしたが、フロントアイを作ったら、2本針金が重なる部分をミシン糸などでぐるぐる巻きに縛って、瞬間接着剤で固定しておくと、ばらばらにならず形も整えやすくなります。
腹部フックアイも精密ドライバーに沿わせて形を作りますが、アイの根本は絞りません。
針金を曲げて尾部フックアイをフロントアイと同じように作ります。
尾部フックアイの針金が重なった部分は、カミツブシ(特大)をペンチで潰して固定します。カミツブシの位置が設計図どおりになるように注意します。

ルアー本体にあわせて針金を微調整したら、カミツブシの位置にマーキングして、カッターなどを使って、ウエイトホールを掘ります。
左右とも同じように掘ったら、2枚をあわせて力強く押しつけて、針金の位置を本体に型どりします。
型どりした針金の位置を、精密ドライバーの先などでなぞって深くし、2枚の板を貼り合わせます。

バイブルによれば、接着剤はセメダインCを使うと書いてありますが、ここはエポキシの2液混合接着剤のほうがより強力に接着できるでしょう。

接着剤を塗ったら、タコ糸で縛って固定して丸1日乾燥させます。
タコ糸を巻くときに、合わせ目にすき間ができないように、指で圧着しながら巻いていきます。
つづく
昨年2月14日にブログを始めて、記事数は230を超えました。
最近はすっかり週末ブロガーになってしまいましたが、自分でも良く続いているなと思っています。
さて、先週から思い立ったように始めたミノー作りの続きです。
本当にできるのか、半信半疑で始めましたが、とりあえず今週1週間の作業をまとめてみます。

まず、設計図を書くところから始めます。構想では3本フックでノーウエイトと思っていましたが、参考にしたラパラF-13が思ったよりも軽く、ベイトタックルでのキャストが厳しいと思ったので、やっぱりウエイトは入れることにしました。
ハンクル本栖が11㎝で5㎜厚のバルサで特大のカミツブシを入れていますので、12㎝、6㎜厚、特大のウエイトを入れて2本フック仕様とします。
ノーウエイトでは無いが、ハンクルよりは浮力を持たせるセッティングです。

ちなみにカミツブシおもりは商品名「割ビシ」で、特大サイズは重さ2.35gとなっていますが、重さにはバラツキがあります。
幅8㎝のバルサ板から木取りをしますが、ルアーの高さ約2㎝が丁度4枚取れるので、2個一度に作ることにします。
もうひとつは、試しに3本フック仕様にして、ウエイトを大々(約1.35g)にしてみます。
2本フック仕様とフックを含めたウエイトの総重量はほとんど同じになると思いますが、3本フックにすることでアクションがどう変わるのかも見てみたいところです。

まあ、ブランクの削り方やリップの付け方でアクションは大きく変わるとは思いますが…
設計図が書けたところで、厚紙にトレースして型紙を作り、バルサ材に墨線を引きます。
カッターで木材を長方形に切り出した後、墨線に沿ってルアーの形に削っていきます。

ハードウッドと違い、バルサ材は加工に力がいりませんが、その分余計に削れてしまうことがありますので、繊細なタッチが要求されます。
削りすぎたら一からやり直すか、瞬間接着剤でくっつけましょう。
強度的に不安に思うかもしれませんが、貼り合わせの部分は接着剤でとめるので、接着剤の強度で十分と言えます。

話が横道にそれましたが、カッターで大まかに削ったら、布ヤスリ(40~80番)を棒に巻き付けて、墨線に沿って削って形を整えます。
左右とも削ったら、2枚を両面テープで貼り合わせて削っていきます。
両面テープは何度か別な物に着けるなどして、粘着力を下げておかないと、剥がすときに苦労します。

墨線は型紙の外側に引いてありますので、型紙と同じ大きさにするためには、墨線の内側まで削る必要があります。
2枚貼り合わせても墨線が黒い線となって見えますので、その線が消えるぎりぎりのところまで削っていきます。
削りすぎには要注意!
削り終わったら、貼り合わせていた物を剥がして、アイとなる部分をステンレスの針金で作ります。

この本によれば、「ステンレススチール線」を使うことになっていますが、私が別なもので読んだ記憶では、ハンクルは「ステンレスワイヤー」を使っています。
「ステンレスワイヤー」とは、ステンレスのバネ材で、スピナベのワイヤーや投げ釣りの天秤などに使われる素材です。
強度の面では間違いないのでしょうが、はっきり言って硬すぎて素人には加工が難しい素材です。
一度曲げてしまうと修復が効かないので、失敗したら新しい物でやり直しです。
単価も高いのでコストもかかってしまいます。
金属加工に自信のある人は挑戦してみてください。釣具屋さんの仕掛け売り場などに売られています。
私は過去に何度も失敗しているので、比較的加工のしやすいステンレスの針金をホームセンターで購入してきました。
1㎜程度のものを探しましたが、0.9の上が1.2しか無かったので、0.9㎜にしました。

最初にフロントアイの部分を作ります。
針金を90度位に曲げたら、2㎜位の精密ドライバーの先などに沿わせて、ラジオペンチで根本を絞ってアイの形を整えます。
精密ドライバーは万力で固定して使います。

あんまり上手くいっていませんが、気にせず腹部フックアイの部分を作ります。
ハンクルに習ってフロントアイは横向きにしますので、90度向きを変えて腹部フックアイの形に曲げていきます。

この時は思いつきませんでしたが、フロントアイを作ったら、2本針金が重なる部分をミシン糸などでぐるぐる巻きに縛って、瞬間接着剤で固定しておくと、ばらばらにならず形も整えやすくなります。
腹部フックアイも精密ドライバーに沿わせて形を作りますが、アイの根本は絞りません。
針金を曲げて尾部フックアイをフロントアイと同じように作ります。
尾部フックアイの針金が重なった部分は、カミツブシ(特大)をペンチで潰して固定します。カミツブシの位置が設計図どおりになるように注意します。

ルアー本体にあわせて針金を微調整したら、カミツブシの位置にマーキングして、カッターなどを使って、ウエイトホールを掘ります。
左右とも同じように掘ったら、2枚をあわせて力強く押しつけて、針金の位置を本体に型どりします。
型どりした針金の位置を、精密ドライバーの先などでなぞって深くし、2枚の板を貼り合わせます。

バイブルによれば、接着剤はセメダインCを使うと書いてありますが、ここはエポキシの2液混合接着剤のほうがより強力に接着できるでしょう。

接着剤を塗ったら、タコ糸で縛って固定して丸1日乾燥させます。
タコ糸を巻くときに、合わせ目にすき間ができないように、指で圧着しながら巻いていきます。
つづく
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