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Posted by naturum at

2016年05月19日

オールドAbuの見分け方

2500Cの話をしたら、Abuのことをもう少し書きたくなったので、またお付き合い願います。

ここで紹介することは他からの受け売りの知識で、私が実際に調べたことではありませんので、内容についてなんら保証はできません。

保証できる内容のものはもっと詳しく書かれている人がおられますので、そちらにお任せするとして、私が思っていることを書いているとして読んでいただければと思います。

Abuのリールのどこまでがオールドなのかという定義も様々ですので、ここでは1985年位までのものとして話をすすめます。

前にも少し書きましたが、私はAbuのリールをコレクションとして集めているわけではありません。

あくまで、古き良き時代のリールを、愛着を持って使いたくて購入しているのです。

ですから、コレクターが好んで購入するレアモデルや、オークションで高値で取引されるようなものの知識はまったくありません。

私は良く○リー○ットでいいものが売って無いかチェックしていますが、○リー○ットには商品の詳細な部分まで書かれていないので、掲載されている画像により商品を判断する必要があります。

ベイトリールであれば、リールフットのフットナンバーが書かれているか、画像に写っていれば年代を推測できます。

フットナンバーの持つ意味については、他の人の詳しい解説をごらんいただくとして、だいたい頭の2桁が年代を示していることが多いです。

リールの種類によりその年代が推測できるものもありますが、2500Cなど同じ形のものを何十年も作っている場合は、年代が推測しにくいのです。

ここで、2500Cを例に取ってオールドAbuの見分け方を説明すると、一番わかりやすいのは、ハンドル側カップに貼られている代理店のステッカーです。

代理店のステッカーとは、ハイスピードステッカーよりも一回り小さい丸形のステッカーのことで、日本で発売されたAbuにはこれが必ず貼られていたようです。


画像左がオールドAbu

青地に銀または、黒字に金の「EF」ステッカーが貼ってあれば、これは「エビスフィッシング」が代理店であったことを示すものです。

エビスフィッシングがAbuの代理店をしていたのは1970年頃から89年頃までと言われていますので、この「EF」ステッカーが貼ってあれば、まずオールドアブで間違いないでしょう。

このステッカーを偽造することは考えにくいですし、もし偽造されたものを貼って、売ろうとしているのであれば不当に高い値段になっているでしょう。

また、パーミングカップ側の型番が刻印ではなく、ステッカーのものもオールド物です。



Abuは、同じパーツを2500Cと1500C、5500Cと4500C、のように共有して使えるようにしてありますので、それぞれ型番を刻印をするよりは、ステッカーにしたほうが安上がりだったのかもしれません。

しかしこのステッカーは、ステッカーだけで売られていますので、意図的に貼られてオールドに見せかけたものがあるかもしれないので、注意が必要です。

また、2500Cはこの型番のステッカーの代わりに、ブロンズ風の型番を浮き彫りにした金属製のプレートが貼られたモデルがあります。

オールドの最後期に発売されたモデルで、85年頃のものです。

このプレートは接着してあるだけなので、良く外れたものが売られていることがあります。

オールドっちゃオールドなんですが、何だか間抜けな感じがします。

この手の物には、型番のステッカーを貼るのはアリかなと思います。

Abu2500Cは1975年から製造されたようですが、私が持っている2500Cは1980年製が最も古い物ですので、それ以前のものは詳しい知識がありません。

最初に中古の釣具屋で購入した1980年製の2500Cは、エビスフィッシングのリール袋が付いて5000円で売られていました。

その後、別の中古屋で程度のいい2500Cを見つけて購入しましたが、付属品は全くなしで6000円でした。

30数年前のリールですから、余程程度が良くて、箱などの付属品がそろっているものでなければ、せいぜい6、7千円が相場ではないかなと思います。

買ってきてから中身を確認すると、結構パーツがいかれているものもありますので、それの交換や、ハンドルなどの社外パーツを購入すると、あっという間にリール本体の値段を超えてかかってしまいます。

ですから、オールドAbuを実釣で使おうと思ったら、なるべく程度の良い物を、より安く購入できるのがベストなのです。

箱付きのMintコンディションのものは、もったいなくて実釣には使えませんので…

話が横にそれましたが、代理店のステッカーで黒字に金で「OA」のステッカーはオリムピック(マミヤOP)が代理店だった頃のものになります。

オリムピックはエビスフィッシングの後にAbuの代理店になりましたので、1990頃からのリールであることになります。

1990年といえば今から26年前ですので、十分オールドと言えそうですが、ここではオールドAbuには入れません。

ちなみにマミヤOPの次の代理店はピュアフィッシングジャパンですが、代理店ステッカーはありません。現在もここが代理店をしているのでしょうか?

で、「EF」ステッカーがリールに貼ってあるのが画像で見えれば、オールドAbuで間違いありません。

機種によってはハンドルに「EF」ステッカーが貼られているものがありますが、2500Cは間違いなくハンドル側カップに貼られています。

では、「EF」ステッカーが無いものはオールドAbuではないのかというとそうでもなく、オールドタックルの輸入物や、購入した人がステッカーを剥がしてしまう場合もあります。

では代理店ステッカーが無いものはどうやって年代を推測すれば良いのでしょう?
私は次に、リールフットを見て判断します。

フットナンバーで年代が判断できる話をしましたが、フットナンバーが画像で読み取れなくても、リールフットの形状が写っていればオールドかどうか判断がつきます。

それは、リールフットを裏側から見て、フレームとの接合部分がへこんでいるものは、オールドでは無く、へこみが無いものはオールド物と判断ができます。



これも、フレームごと変えられていれば元も子もないのですが、2500Cであればリールフットはエンボス加工で、溶接部分にへこみが無いのがオールド物になります。

もし、リールフットの画像も無かったらどうやって見分けるかというと、ここまで来たら○リー○ットに電話してフットナンバーを聞け!って感じですが、そうしている間に良い品物だと売り切れになることがあります。

なるべく画像で判断してバスケットに入れられればベストです。

○リー○ットの相場を見ていると、2500Cはオールドでもそれ以外でもだいたい10000円以上します。

先ほど書いた私の思う相場よりも高いので、2500Cを購入したことはありませんが、ここに書いたオールド物の見分け方で、他の機種のオールドAbuを安い値段で購入できたことはあります。

話を戻しますが、もう一つのオールドAbuの見分け方は、レベルワインダーの線の数です。

2500Cの場合になりますが、レベルワインダーの前面についているラインが太く、9本なのがオールドものです。



オールドでない物はラインが細く、15本くらいあります。


画像は1500C

他の機種はラインが無いものや形状が丸い物などもありますが、2500Cは9本ラインレベルワインダーがオールド物の証拠です。

数年前に、Abuから復刻の2500Cが発売されました。
サンセットオレンジとブラックとシルバーの3色で、70年代の2500Cを復刻した物として発売されましたが、この復刻版のレベルワインダーは9本ラインでは無く、15本ラインのものでした。

ここは、こだわって作ってほしかったなと思います。

この復刻版が発売されたおかげで、2500Cのパーツが釣具屋から取り寄せで入手しやすくなりました。

もし、中古で購入してパーツに不具合があっても、○州屋でパーツを注文できますので、気軽にオールドタックルが楽しめると思います。

2500Cは基本的に何もいじらなくても、十分現代の釣りに対応できるレベルだと思っています。

みなさんも安くて良いオールドタックルを見つけて、楽しんではいかがでしょうか。  

Posted by びっくりA at 18:56Comments(0)マイタックル