2016年10月13日
ルアーメイキング1-5(ブランクの成形)
スマホはまだ修理から戻ってきませんが、修理金額の連絡も来ないので、もしかして保障ががきいてタダで修理してもらってるのかも・・・
と、淡い期待を持ちつつ、スマホの写真データがパソコンに取り入れられたので、ルアーメイキングの記事の続きを書きます。
では、続きをどうぞ。
先日のブログに書いた、ここに紹介しているルアーがスイムテストで泳がなかった問題は、アイの位置の変更と、テイルにヒレを付けることで解消できそうです。
ウエイトの位置も重さも特に問題無いようで、浮き姿勢もきれいでこのまま作り続けられそうです。
この話はその内書くこととして、とりあえず企画が途中で終わることは避けられそうです。
ウエイトを埋め込み、ジョイント部分の切りかきができたブランクを、ルアーの形に成形していきます。
普通のルアーであればそのまま削っていけるのですが、今回はジョイントルアーなので前後2つのパーツに分かれます。
前後のパーツそれぞれで削っていってもいいのですが、それだと前後のパーツの形が合わないルアーになってしまうことがあるので、前後のパーツをくっつけてから一緒に削っていきます。
ここでも糸鋸盤があれば、ルアーの形に削ってから前後のパーツに切り離せるのかもしれませんが、無い物ねだりのI want youですのでしょうが無いです。
前後のパーツをくっつけて削るためには、ある程度の接着強度があり、それでいて剥がしたときに跡が残らないものを使う必要があります。
瞬間接着剤を2滴くらい付けて接着してもよいのですが、せっかく削ったジョイント部分が、剥がすときに壊れる可能性があります。
そこで、私が使ったのはこれです。

スポンジ付きの両面テープ
これだと粘着力が弱いので、ブランクを押さえながら削る必要がありますが、接着した部分を壊す心配がありません。
剥がれたら何度でもくっつけられますし、粘着力が弱ってきたら、新しいテープを張り直せば済むのです。
ちなみに、スポンジの無い両面テープでは余程接合部分が平らで無いとくっつかないので、スポンジ付きのを使ってください。
成形にはほとんどの部分をカッターナイフで行いますが、カッターナイフの刃はこれを使います。

オルファ特選黒刃
あるハンドメイドルアーのビルダーさんが、ホームページで作り方を解説しているのをみて、この替え刃を使い始めましたが、やっぱり切れ味が他のものとは違う感じがします。
削っていく木材は角材ですので、まず角を削っていきます。断面が四角形のものを八角形にする感じです。
そうやって削ってできた角をまた削っていって、最終的に楕円(又は円)になるように削っていきます。

ルアーの前後は丸めていく必要がありますので、中心に向かって徐々にテーパーを掛けていきます。
ルアーの種類にもよりますが、角材から削っていく時に、角だけ丸めてしまい、角材の直線部分が残ってしまうのは洗練された形とは言えません。
楕円とはいかないまでも、曲線の繋がりでルアーが構成されるように仕上げたいものです。

自分がイメージする形になるように少しずつ削っていき、左右のバランスを整えます。
この時に、貼り合わせた部分がセンターを示してくれるので、非常にわかりやすいと思います。
カッターで削るときの注意点は、一度にたくさん削らないことです。
多くても0.5㎜ずつくらいが適当でしょう。

また、カッターで削っていると、木材のささくれを拾うことがあります。
カッターの刃が引っかかって、木材が欠けそうになる状態です。
言葉では表現が難しいですが、削った以上に木材が剥がれそうになる感じです。
そんな時は、無理に刃をすすめないで、一旦刃を抜き、反対側から削るようにします。
カッターでは最後まで成形ができませんので、ある程度まで形を削ったら、布ヤスリで成形していきます。

私の場合、ハードウッドのときは40番の布ヤスリで成形します。
この布ヤスリで、ある程度自分がイメージする完成形まで成形しますが、40番では目が粗く表面にキズが残るので、最後にそのキズを消すことを考えて、一回り大きめにして成形を終わらせます。
サンドペーパーを240番の紙ヤスリに番手を上げて(下げて?)、40番でできたキズを落として木肌を整え、細かい成形を行います。

240番で木肌を整えたら、それ以上に細かいペーパーは使いません。

きれいに木肌を整えなくても、どうせコーティングを上からしますし、ある程度キズが残っていたほうがコーティングの乗りが良いと思うからです。
次はセルロースセメントでコーティングする作業です。
つづく
と、淡い期待を持ちつつ、スマホの写真データがパソコンに取り入れられたので、ルアーメイキングの記事の続きを書きます。
では、続きをどうぞ。
先日のブログに書いた、ここに紹介しているルアーがスイムテストで泳がなかった問題は、アイの位置の変更と、テイルにヒレを付けることで解消できそうです。
ウエイトの位置も重さも特に問題無いようで、浮き姿勢もきれいでこのまま作り続けられそうです。
この話はその内書くこととして、とりあえず企画が途中で終わることは避けられそうです。
ウエイトを埋め込み、ジョイント部分の切りかきができたブランクを、ルアーの形に成形していきます。
普通のルアーであればそのまま削っていけるのですが、今回はジョイントルアーなので前後2つのパーツに分かれます。
前後のパーツそれぞれで削っていってもいいのですが、それだと前後のパーツの形が合わないルアーになってしまうことがあるので、前後のパーツをくっつけてから一緒に削っていきます。
ここでも糸鋸盤があれば、ルアーの形に削ってから前後のパーツに切り離せるのかもしれませんが、無い物ねだりのI want youですのでしょうが無いです。
前後のパーツをくっつけて削るためには、ある程度の接着強度があり、それでいて剥がしたときに跡が残らないものを使う必要があります。
瞬間接着剤を2滴くらい付けて接着してもよいのですが、せっかく削ったジョイント部分が、剥がすときに壊れる可能性があります。
そこで、私が使ったのはこれです。

スポンジ付きの両面テープ
これだと粘着力が弱いので、ブランクを押さえながら削る必要がありますが、接着した部分を壊す心配がありません。
剥がれたら何度でもくっつけられますし、粘着力が弱ってきたら、新しいテープを張り直せば済むのです。
ちなみに、スポンジの無い両面テープでは余程接合部分が平らで無いとくっつかないので、スポンジ付きのを使ってください。
成形にはほとんどの部分をカッターナイフで行いますが、カッターナイフの刃はこれを使います。

オルファ特選黒刃
あるハンドメイドルアーのビルダーさんが、ホームページで作り方を解説しているのをみて、この替え刃を使い始めましたが、やっぱり切れ味が他のものとは違う感じがします。
削っていく木材は角材ですので、まず角を削っていきます。断面が四角形のものを八角形にする感じです。
そうやって削ってできた角をまた削っていって、最終的に楕円(又は円)になるように削っていきます。

ルアーの前後は丸めていく必要がありますので、中心に向かって徐々にテーパーを掛けていきます。
ルアーの種類にもよりますが、角材から削っていく時に、角だけ丸めてしまい、角材の直線部分が残ってしまうのは洗練された形とは言えません。
楕円とはいかないまでも、曲線の繋がりでルアーが構成されるように仕上げたいものです。

自分がイメージする形になるように少しずつ削っていき、左右のバランスを整えます。
この時に、貼り合わせた部分がセンターを示してくれるので、非常にわかりやすいと思います。
カッターで削るときの注意点は、一度にたくさん削らないことです。
多くても0.5㎜ずつくらいが適当でしょう。

また、カッターで削っていると、木材のささくれを拾うことがあります。
カッターの刃が引っかかって、木材が欠けそうになる状態です。
言葉では表現が難しいですが、削った以上に木材が剥がれそうになる感じです。
そんな時は、無理に刃をすすめないで、一旦刃を抜き、反対側から削るようにします。
カッターでは最後まで成形ができませんので、ある程度まで形を削ったら、布ヤスリで成形していきます。

私の場合、ハードウッドのときは40番の布ヤスリで成形します。
この布ヤスリで、ある程度自分がイメージする完成形まで成形しますが、40番では目が粗く表面にキズが残るので、最後にそのキズを消すことを考えて、一回り大きめにして成形を終わらせます。
サンドペーパーを240番の紙ヤスリに番手を上げて(下げて?)、40番でできたキズを落として木肌を整え、細かい成形を行います。

240番で木肌を整えたら、それ以上に細かいペーパーは使いません。

きれいに木肌を整えなくても、どうせコーティングを上からしますし、ある程度キズが残っていたほうがコーティングの乗りが良いと思うからです。
次はセルロースセメントでコーティングする作業です。
つづく